2011年10月25日火曜日

10月7日航海日誌

航海6日目。天気は快晴だが、靄が出ていた。桜島も見えず少し残念である。
明日が下船なので、ロボットの展開は今日が最後になる。 
波は穏やかだが、靄が出ている。




Stationの通信がおかしいので揚収。コンピューターのエラーのためか?


 音響切離装置2つをStationに取り付ける。一つ目でロープを切り離し、
二つ目でおもりを切離してStation を浮上させる。


 再度海底に設置する










Tri-dog1を潜航させる






右舷側に浮上したTri-dog1。
パソコンから無線LANで操作する


右舷より揚収


サツマハオリムシ撮影のためTritonを潜航させる。




”たぎり”と呼ばれる火山活動の噴気 。淡青丸の右舷から撮影。


Tritonを揚収。


Tritonが撮影したサツマハオリムシ群画像の一枚。
水深100mほどに群生している。



 
画像処理した海底面。


フラッシュライトの電池を交換する。ねじ蓋が固着しているかのように硬かった。
中を開けると内部が浸水していた。


海水で錆びてしまったフラッシュライトの電池と蓋。
万力で挟んで開けてもらった




感想
ロボットの実験は無事に終了した。明日下船ということで、実験の片づけを始める。一週間の航海もついに残り1日なる。





7日の朝食 
焼き魚、昆布のおかか和え、イカの塩辛、漬物、酢の物、味噌汁、ごはん

7日の昼食 
ステーキ、こんにゃくの酢味噌和え、サラダ、キムチ、コーンスープ、



7日の夕食 
鹿児島ラーメン、秋刀魚の照り焼き、わかめとかにの酢の物、ご飯


2011年10月23日日曜日

10月8日航海日誌


今日も海上には靄がかかり、波がほとんどない穏やかな海だった。
鹿児島航海の最終日なので、片付けが主な作業になる。淡青丸にはこの後、
JAMSTECのチームが乗船する予定。

靄のかかった桜島

海は穏やかだが、景色は良くない。NHKのヘリが来るという話だったが、
靄で視界が悪いため時間がずれてしまった。



甲板に積み上げられ荷卸しを待つStationと荷物。
ロボットとStationは生研の水槽でこのあと塩抜きをする。

片づけられた研究室。次回の航海までの時間はあまりなく、
次の研究チームがすぐに乗船することになっている。

Tri-dog 1に積もっていた煤。船のエンジンから出たものか?


鹿児島港に帰港


鹿児島港の岸壁で右舷のSSBLを取り外してもらう


お世話になった船員の方々と一緒に記念撮影


感想
ロボットの展開にこれほどトラブルが発生するとは思わなかった。また、船の中で生活していると一日が長く感じられた。慣れない船上生活のためか、体力の無さを痛感してしまった。

本航海でお世話になった淡青丸のスタッフのみなさんには、この場を借りて感謝の意を伝えたい。



8日の朝食
焼き魚、とろろ、豆の煮もの、ちくわ、漬物、味噌汁


8日の昼食 
チャーハン、春雨サラダ、桜エビとほうれん草の卵焼き、梨、きくらげの中華スープ

2011年10月18日火曜日

10月6日航海日誌


航海5日目。鹿児島港で朝を迎える。天気はとてもいい。

鹿児島港から観た桜島


鹿児島港に寄港中の淡青丸。停泊中のほうが船が揺れる


浦研の大漁旗を掲げてもらう。

 今日は快晴。桜島から立ち上る噴煙もくっきり見えた


鹿児島港から2時間ほどで目的海域に到着。
Stationを海底78mに設置する



次にTri-dog1 を潜航させる

右舷側に浮上したTri-dog1を回収。測位がうまくいかず、時間切れになってしまった。

再度、Tri-dog1を潜航させる。
Stationとの通信と海底画像の撮影に成功。


Tri-dog1が水深80mで撮影した海底画像。左下の魚はカサゴ?

画像処理した海底画像。より見やすくなっている

感想
 3日ぶりの晴天で気持ちよく作業できたが、5日目の航海ともなると陸地が恋しくなる。下船まであと2日。Tritonはセンサとの通信がうまくいかず出番がなかった。


6日の朝食 
焼き魚、さつま揚げ、味噌汁、漬物、煮豆、インゲンの胡麻和え



6日の昼食 
ぶたしゃぶサラダ、なすの煮物、卵サラダ、カレースープ、ご飯


6日の夕食 
秋刀魚の煮つけ、中華風ビーフン、蛸の刺身、つみれ汁、ご飯